アオアシ 11〜15巻まとめレビュー|エスぺリオンで始まる“本当のサッカー”
序章:物語が“成長”から“戦術”へと動き出す区間
アオアシ11〜15巻は、物語の軸が
「アシトの個人成長」→「チーム戦術の理解」へ
大きくギアチェンジしていく重要なパート。
エスぺリオンという巨大な器の中で、アシトは“自分が何者なのか”を突きつけられる。そして福田監督が描く“未来のサッカー”の全貌も、このあたりから本格的に姿を見せてくる。
読めば読むほど世界が広がり、シリーズ全体の“中核”と言える区間。
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アシトが突如言い渡される“サイドバックへのコンバート”。
この巻はとにかく福田監督のビジョンが熱い。
- アシトの俯瞰能力はSBでこそ最大化する
- フォワードではなく、チームを動かす“起点”へ
- 自分の武器を活かすために、ポジションへの固執を捨てろ
アシトはショックを受けるけど、読者からすると
「確かにアシトはSBの方が絶対に化ける…!」
と納得しかない神回。
なかでも、福田監督が“未来の日本サッカー”を語るシーンは11巻屈指の名場面。
12巻:初心者からの再スタート──“守備”という壁
サイドバックに必要な基礎の難しさがリアルに描かれる巻。
- 位置取りが半歩ズレるだけで全て崩れる
- 相手ウイングの特性を読むこと
- ボールだけでなく「人」を見る視点
アシトが“できない自分”と向き合う姿が切なくも胸を打つ。
そして栗林の存在が最高のスパイス。
「アシトの才能を最初に信じた男」としての温かさが本当に良い。
13巻:エスぺリオンの“型”を理解する鍵が揃う
ここでようやく福田監督の戦術の大枠が見えてくる。
- SBが起点になる
- 中盤は回転し続ける
- 相手の守備ブロックを揺らす“連動”がすべて
アシトが「味方を使う」「味方に使われる」感覚を掴み始める巻で、試合に向けたワクワク感が一気に加速する。
特に冨樫・黒田との関係が“本物のチーム”へと変化していく過程は胸熱。
14巻:東京ダービー前夜──自分を超える準備
チーム全体がギリギリの緊張感で満ちている巻。
アシトもSBとしての役割を深く理解し始める。
- 走る場所
- 立つ場所
- ボールを受ける角度
- 味方の意図の読み取り
特に福田監督の
「ポジションは役割ではなく概念」
という言葉はアオアシ全体を象徴する名言。
東京武蔵野ユースとの“真の戦い”へ向けての静かな高まりがたまらない。
15巻:東京ダービー前半戦──アシトの“世界”が広がる瞬間
ついに始まる東京ダービー。
この巻は試合描写の濃度が圧倒的に高い。
- アシトの“俯瞰”が本格的に開花
- SBとして攻撃の起点になり始める
- 武蔵野の“現実的で嫌な”サッカーが驚くほど上手い
特に、アシトが味方全員の動きと意図を同時に読み取るシーンは鳥肌もの。
「アシトはこの先どこまで行くんだ…?」
と思わせる、最高の覚醒回。
総評:アオアシの“戦術理解編”がここから始まる
11〜15巻は、アシトが“選手として本当に強くなる”ための土台が描かれる黄金区間。
- 個人の才能より、チームの中でどう輝くか
- 俯瞰という武器の本当の価値
- エスぺリオンという“未来のサッカー”の全貌
物語の深みが一気に増し、アオアシという作品の魅力が跳ね上がる巻だと断言できる。
「アシトの成長を味わいたい」
「戦術の深いサッカー漫画が好き」
そんな人にはたまらない5巻セット。
▼ アオアシシリーズのレビューはこちら
・1〜5巻まとめレビュー【アオアシ1〜5巻レビュー】序盤の見どころ・魅力をネタバレ少なめで徹底解説!
・6〜10巻まとめレビューアオアシ 6〜10巻まとめ 完成版レビュー(初心者にもわかる / ネタバレ控えめ)
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