ブルーロック1巻 深堀レビュー|“エゴ”がすべてを壊し、すべてを創る開幕巻

ブルーロック

『ブルーロック』1巻は、
これまでのサッカー漫画の常識を真正面から破壊する衝撃的な開幕巻です。

友情・努力・チームワーク──
それらを否定するかのように提示されるテーマはただ一つ。

「世界一のストライカーに必要なのは“エゴ”だ」

この1巻では、
ブルーロックという異常なプロジェクトの全貌と、
主人公・潔世一が“普通”から一歩踏み出す瞬間が描かれます。

本記事では、

  • ブルーロック1巻の核心テーマ
  • 潔世一が主人公に選ばれた理由
  • 「エゴイズム」という思想の意味

を、重要シーンを軸に深掘りしていきます。


目次

・ブルーロック計画という“狂気”の始まり
・潔世一はなぜ「選ばれた」のか
・チームプレー否定が突きつける現実
・脱落=即終了という極限ルール
・1巻がシリーズ全体で持つ意味
・まとめ|“エゴ”を持った瞬間から物語は始まる


ブルーロック計画という“狂気”の始まり

物語冒頭、日本サッカーの課題として突きつけられるのは、

  • 世界に通用するストライカーがいない
  • 個を犠牲にするサッカー文化
  • 勝負を決めきれない優しさ

そこに現れるのが、絵心甚八という狂気の指導者。

彼が提示するブルーロック計画は、

  • 300人の高校生FWを集め
  • 最後の1人になるまで潰し合う
  • 脱落=サッカー人生終了

という、常識外れの選抜方式。

この時点で、
「これは普通のスポーツ漫画じゃない」
と読者に強烈な印象を与えます。


潔世一はなぜ「選ばれた」のか

潔世一は、突出した天才ではありません。

  • フィジカルも並
  • 技術も特別ではない
  • 強豪校出身でもない

むしろ“普通”の選手。

それでも彼が選ばれた理由は明確で、
「ゴールを奪う選択肢を最後まで捨てきれなかった」から。

1巻冒頭の試合で潔は、

  • 自分で打てた場面で
  • 仲間を信じてパスを選び
  • 結果、全国への切符を失う

この後悔が、
潔の中に眠っていた“エゴ”の種を浮き彫りにします。

ブルーロックは、
その「後悔を抱いた人間」だけを必要としている場所。


チームプレー否定が突きつける現実

ブルーロック1巻で最も賛否を呼ぶのが、

「チームプレーは幻想だ」

という思想。

これは単なる過激発言ではなく、

  • 最後に決めるのは個
  • 勝敗を分けるのは覚悟
  • 責任を背負うのも個

という、ストライカーという役割の本質を突いています。

潔が「自分が生き残るため」に選択を迫られる場面は、
読んでいて苦しいほどリアル。

優しさは武器にならない
この価値観が、容赦なく突きつけられます。


脱落=即終了という極限ルール

ブルーロックでは、

  • 負けたら終わり
  • 仲間でも容赦なく蹴落とす
  • 夢が断たれる現実

が当たり前に存在します。

特に1巻ラストに向けての展開は、

「勝つために誰かを切り捨てる覚悟があるか?」

という究極の問い。

ここで潔が見せる選択は、
彼が“主人公になる資格”を得た瞬間でもあります。


1巻がシリーズ全体で持つ意味

ブルーロック1巻は、

  • バトルロイヤルの導入
  • キャラ紹介
  • ルール説明

だけでなく、

「この物語は思想の漫画である」

と宣言する役割を持っています。

ここで描かれる“エゴ”は、
単なる自己中心ではなく、

  • 自分の価値を信じる力
  • ゴールへの執着
  • 勝利を引き寄せる意志

という、ストライカーに必要な核。

この1巻を理解できるかどうかで、
ブルーロックという作品の見え方は大きく変わります。


まとめ|“エゴ”を持った瞬間から物語は始まる

『ブルーロック』1巻は、

  • 常識を壊し
  • 価値観を揺さぶり
  • 主人公を生み出す

完璧な開幕巻です。

潔世一はこの時点ではまだ未完成。
しかし、

「自分が点を取る」

というエゴを自覚した瞬間、
彼の物語は確かに始まりました。

ブルーロックは
「才能の物語」ではなく
「覚悟の物語」。

その原点が、この1巻に詰まっています。


※シリーズ理解を深めたい方はこちらもおすすめ

👉 ブルーロック1〜5巻まとめレビュー【ブルーロック 1〜5巻まとめレビュー|エゴが覚醒する衝撃の序盤ストーリー】

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